浄化に使える香り３選～パロサント・フランキンセンス・ホワイトセージ～

香りは心身に様々な効果を与えることが分かっています。今回は香りのなかでも「浄化に使える香り」をアロマ環境協会のアロマテラピー検定1級の資格を持っている私がご紹介したいと思います。

香りの効能

香りというのは、単純によい香りを嗅いで気分が良くなった気がする、というものではなく、身体の様々な部分に直接働きかけるものです。

鼻から脳へ

香りを嗅いで、鼻から入った香り成分は、電気信号に変換され「大脳辺縁系」という脳の部分に届きます。

視覚や聴覚などの嗅覚以外の五感の場合には、その前に「大脳新皮質」という思考や言語などを司る部分を経由してから「大脳辺縁系」に伝わります。

「大脳新皮質」を経由せずに「大脳辺縁系」に直接届くのは、嗅覚だけなのです。

大脳辺縁系は感情や記憶、本能的行動を司る場所なので、香りは記憶に残りやすく、ダイレクトに感情に働きかけることが出来るのですね。

呼吸器から全身へ

呼吸と共に吸い込まれた香りは、鼻や肺から血管へ入り、血液の流れにのって全身を巡ります。
それが様々な効果を発揮するんですね。

分子量が小さいので、精油を塗った場合は皮膚からも吸収されます。
すごいです。

スピリチュアルな香り

古くから儀式などで使われている香りというものがあります。

ホワイトセージやパロサント、フランキンセンスなどが代表的なものとしてあげられます。

場を清めたり、悪いものを追い払い、良いものを呼び寄せると信じられているからです。
神聖な香りとして現代でも多くの場面で使われています。

パロサント

「聖なる木」と呼ばれるパロサント。
南米に生息する香木で、ほんのり甘いなかに少しスパイシーさを感じる香りです。

パロサントは燃やした煙で場や空間を清めるために使われています。
古代インカ帝国の時代から使われており、今でもシャーマンが行なう「アワヤスカ」の儀式で使われています。

その香りにはいい精霊が集まり、悪い精霊は追い払われるといわれています。

・行動力を高めたい時に
・新しいことへのチャレンジに不安を感じている時に
・疲れやすく怠いと感じた時に

などにも活用できます。

フランキンセンス

カンラン科の木の樹脂のことで「乳香」とも呼ばれます。

イエス・キリスト生誕の際に捧げられた神聖な香りです。
今でも式典を行う際に香りが使われています。

霊能者の方などが霊障などがある際に薦めることが多い香りで、私も実際知人の霊能者さんから「足に塗って下さい」と言われました（生霊対策です）。

安田大サーカスのクロちゃんも心霊ロケで、危険な時にフランキンセンスを使ってくれと霊能者の方にいわれて、足を掴まれたときに使って難を逃れたと言っているのを見ました（キャラクターのせいかつい笑ってしまいました）。

・心をスッキリさせたり癒されたい時に
・イライラしている事が多い時に
・緊張してリラックス出来ない時に

などにもおススメの香りです。

ホワイトセージ

浄化と言えばの鉄板となりつつある「ホワイトセージ」。

ネイティブアメリカンが儀式の際に使っていた香りで、今でも天然石の浄化や瞑想の際にも使用されています。
ホワイトセージは神聖なハーブとされ、葉を燃やした煙を活用されることが多いですが、抽出エキスが入った浄化スプレーもよく使われています。

スッキリとした爽やかな香りが特徴的です。

・頭をスッキリさせ直感力を高めたい時に
・新しいことにチャレンジしたい時に
・自分をさらに成長させたい時に

様々活用出来ます。

浄化の香りの活用方法

神聖な香りは様々あります。
その香りを漂わせて、その場を清める目的で現代でも使われています。

そして活用方法も様々です。

オイル

まずはアロマオイルですね。

ホワイトセージやフランキンセンス、パロサントなどの精油を使って、ティッシュに垂らしたり、ディフェーザーに垂らして香りを拡散させることが出来ます。

今回ご紹介した香りは悪いものを寄せ付けない、とされる香りなので、空間に香りを拡散させることでいい空間に保つことが出来るでしょう。

嗅ぐだけでもリフレッシュになり、気持ちを切り替えることが出来ます。
お気に入りの香りを使いましょう。

浄化スプレー

セージやフランキンセンス、パロサントなどのエキスが入ったスプレーなども販売されています。
シュッとひと吹き、空間などに吹き掛けて使用する浄化用スプレーです。

気になったときに手軽に使えますし、それぞれの香りも楽しむことが出来ます。

天然石の浄化にも使われています。

浄化スプレーの使い方についてはこちらをご覧下さい

ボディスプレー

パロサント、フランキンセンス、セージの香り成分が配合されているボディ用のスプレーなどもあります。

シュッと自分に向かって吹きかけることで、香りを身に纏うことが出来ます。

香りを自分で嗅ぐことも出来て、香水のように使えます。
肌にかけてもいいような成分で作られています。

浄化の香りを身に纏うことで自分自身を守るバリアにもなるでしょう。

ハンドクリーム

セージの成分などが配合されたハンドクリームなどもあるので、手のケアもしながらセージの香りを付けることが出来ます。

手はエネルギーの入り口でもあり「手を清める」ということは重要とされています。

その手に浄化の香りを漂わせることで、手を清める効果もあるといわれています。

燃やす

セージやパロサントは燃やして使用することが出来ます。

その燃やした煙を空間に漂わせたり、その煙に天然石などをかざすことで浄化になるといわれています。

セージの方は爽やかな香りで、パロサントの方は少し甘い香りがします。

セージの使い方はこちらをご覧下さい

パロサントの使い方はこちらをご覧下さい

置いて香りを楽しむ

パロサントは木のスティック状になっているので、香りのインテリアとして飾って楽しむ方もいます。

すごく強い香りではないので、置いて空間中に香りがいくほどではないのですが、パロサントの香りは「いい精霊を呼び込み悪い精霊を祓う」といわれています。

クローゼットやシューズボックスなどに置いて、消臭目的での使用も出来ます。

寝室やリビングなどにもいいですが、特に玄関に置くと魔除け効果や幸運を呼ぶとされています。

チップ状のパロサントは入浴剤などにも活用されています。